はじめに

 ようこそ仙台へ、宮城へ、そして東北へ!
 私たちは東北楽天ゴールデンイーグルスを心から歓迎します。
 私たちは、宮城球場で地元のチームを応援できる日を心待ちにしていました。

 待ちに待った新球団。私たちは今興奮しています。  私たち「東北のプロ野球を応援する市民の会・宮城(以下「市民の会」)」は、地域 のプロ野球ファンの集まりです。ある者は長きにわたって仙台へのプロ野球チーム誘 致・設立に力を注ぎ、この数年は宮城球場を借り切ってプロ野球OBオールスター戦を 催しました。ある者は今からちょうど70年前に来日したベーブ・ルースが、日本で初 ホームランを打ったのが仙台だったことを知り、募金活動をして等身大のブロンズ像 を建てました。

 こうした者たちが「仙台にプロ野球チームができるなら絶対に応援しよう」と声を かけ合い、市民に呼びかけて作ったのが「市民の会」です。周囲から「気が早い」と 言われながらも、9月のうちから準備を始め、10月1日から活動を行っています。

 市民の会は、東北楽天ゴールデンイーグルスの成功を心から願っています。ぜひ仙台、 宮城、東北の球団として、永続的に発展し続けていただきたいと思っています。  そのため、私たちは研究・提言活動を行うことにしました。「地域密着」を掲げて いらっしゃる貴球団ですが、あるいは「地域」として、主に自治体や地元企業のこと をイメージしていらっしゃるかもしれません。しかし私たち「市民の会」は、私たち のような一般市民、実際に自腹を切ってチケットを買い、スタンドから応援するファ ンの立場からの声に耳を傾けていただきたいと、切実に願っているのです。  市民の会は「無理な注文」や「無いものねだり」をするつもりは一切ありません。こ の提言書をまとめるにあたっても、そうした内容や表現は極力避け、提言の結果が貴 球団の利益になるようにと考えたつもりです。

 市民の会は提言するだけの会ではありません。何よりもまず「応援する会」です。し かしたとえば、球場での応援については、旧来のプロ野球にはない新しいスタイルを 生み出したいと思っています。  そのために私たちは、現在の他のプロ野球チームの応援だけではなく、ベガルタ仙 台をはじめとするJリーグの応援スタイルなどを調べ、研究してきました。鳴り物に頼 ることなく、声や拍手で選手、チームを励ましたいと考え、今はその練習に取り組ん でいます。

 市民の会は、純粋に市民個人の集まりです。いかなる政治・宗教団体とも無関係 であるばかりか、企業等から大口のご協賛をいただいているということもなく、ほと んど会員の会費のみで運営しています。私たちは、決して大きな力を持っているわけ ではありません。しかし、熱意にだけは自信があります。

 市民の会はこのたび「第一次提言書」をまとめ、提示させていただくことにいたしま した。どうかご一読の上、これを機に継続的な意見交換の場を持っていただければ幸 いです。その上で貴球団が、日本のプロ野球チームの中で、市民との対話に積極的で あるという点において、名誉ある地位を占められますようにと願っております。

 がんばれ、東北楽天ゴールデンイーグルス!

2004年11月2日
東北のプロ野球を応援する市民の会・宮城
代表 竹内健二
事務局長 伊東利光

[目次に戻る]